きらら動物病院のブログ

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zoom RSS 熱川バナナワニ園

<<   作成日時 : 2017/07/16 14:32  

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今回はワニが沢山いる施設をご紹介します。
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このキャラクターの体に特徴がよく出ています。

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ワニの種類を日本一飼育している施設です。
ここには100頭以上のワニが飼育されています。

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バナナワニ園ということですので、ワニとバナナを見たり勉強するには他にない施設です。
でもバナナとワニしかないわけではありません。後ほどご紹介しますが、生き物は爬虫類・両生類・鳥類・哺乳類と植物はバナナだけではなくいろんな植物もあります。よくある動物園とは違う魅力のある施設でした。

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熱川バナナワニ園は@本園・ワニ園 A本園・植物園 B分園 と3つの施設に分かれていて広いです。スタッフの皆さんが丁寧にガイドをしてくださったのもあって今回は閉園時間までに全部は見れませんでした。また行こうと思います。
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ここはバナナとワニだけではないのですが、説明を受けた全部を紹介することはできないため、今回は園の名前にもなっているバナナとワニを中心に大まかにご紹介します。

ワニ
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ワニは水に入っている時は、顔の半分だけ水面に出して浮いています。
ご覧のように後肢で立ち、前肢はだら〜んとしています。
目と鼻を出して水上の状況確認と無理のない呼吸ができています。

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下から見れる水槽もあります。この写真はワニ型のシルエットがワニ!!って感じの特徴が分かりますね。ワニを下から見ることはあまりないと思います。お腹皮膚もきれいです。足の裏やお腹、お尻などがしっかり観察できる展示です。

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ワニは水槽に入っているだけでなく野外施設にもいます。
このように中央の木の下に1頭のワニがいます。木陰で休んでいます。大きなワニなのに意外に目立ちません。野生のワニが棲息している国では、生活の中で注意が必要な事も分かるような気がします。

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種類ごとそれぞれ適した施設で飼育されています。
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ワニには大きく分類するとアリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科があり、黒っぽいカラーや茶色っぽいカラー・綺麗な模様の有無・小型or大型・細長い口or太い口・歯が出てるor出てない。などそれぞれ見分け方もあり奥深い生き物です。
ワニの一般的なイメージは「大きな口・ゴツゴツした大きな体・長くて太い振り回したら危ない尻尾、怖い顔、水の中にいる」というものだと思いますが、そのイメージにぴったりなのがクロコダイル科かな?と思います。

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こんなに怖い顔をしていますが、手の平はかかわいいなと思いました。

ワニのふれあいコーナー
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ワニを触らせてもらえるコーナーがありました。
危険度の少ない子ワニです。でも、こんなに小さくても噛まれたりしたら大変です。噛みつかけないようにしていますので安心して触らせてもらえます。触ってみると想像と違う発見があるのではないかと思います。
この『ふれあいコーナー』は時間やワニの体調も考えてやっていますので、やっている時にはチャンスです。是非体験してみてください。


次にバナナです。
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期待通りの立派なバナナ園がありました。温室1つ丸ごとバナナでした。
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バナナが沢山できていました。

画像小さいバナナ草

皆さんは知ってますか?私は今回初めて教わったのですがバナナは草だそうです。
バナナはどうやってできるか?という話の中でバナナの木になるという事を聞き慣れていたのですが「木になる」というフレーズは間違いですね。「草にできる」が正解です。
バナナは親株の根本から新芽が生えてきて、まるで竹の子のように次々と子株が誕生します。
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樹木ではなく草なので、ものすごい勢いで成長することができ1日に20pくらい背丈が伸び1年くらいでバナナができる高さまで成長するそうです。花を包んでいる大きな房ができてくると花が咲き、バナナの実ができます。

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上の写真はバナナができるまでの成長が写真付きで説明されています。知らなかった事が沢山ありました。

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バナナは種類により形や大きさも違いがあり、この施設には珍しいバナナもあります。

ここで収穫された完熟バナナは持ち帰り用には販売していないのですが、レストランではメニューにもあり食べれます。
日本のスーパーで入手できるバナナはまだ食べられない段階で収穫され、追熟のために温度湿度等を管理してから出荷されいるので完熟ではありません。収穫前に熟したバナナというのはめちゃめちゃ美味しいとうわさでは聞いていました、初めて食べたらすごく甘くて濃厚な味がします。確かにめちゃめちゃ美味しかったです。
レストランに行ったら是非このバナナを注文してみてください。おススメですよ。

バナナの事を考えた事もなかったし、こんなにいっぱい大きなバナナがなっているのをマジマジと見たことがなかったので、本物を見て説明を聞くと知らなかったことばかりでした。


ここまでがバナナワニ園のメインという感じですが、ここからも沢山の見どころがあります。その一部をご紹介します。


植物園
植物園は3つの施設に特徴ごとに分かれています。
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花が咲く植物

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エアープランツやサボテン等も見たことないタイプが多く豊富な種類が見られます。

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ソテツにも凝っています。すごい沢山の種類のソテツがあります。ソテツの子株も販売していました。

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フルーツの温室には、いろんなフルーツがなっていました。


カメ
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アルダブラゾウガメもいます。他のカメもいますので、園内で探してみてください。


両生類
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両生類は王様的存在のオオサンショウウオがいました。


魚類
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ティラピアです。餌も販売しているのであげてみると面白いですよ。
魚が沢山集まるのが好きなので、当院のブログでよくアップされるシーンです。今回もいい感じで撮れました。魚はこれ以外に淡水の大型熱帯魚も展示されています。


鳥類
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鳥はこのバードゲージ以外にも、人が通ると声をかけてくる人懐っこくてよくしゃべるオウムもいますのでお喋りを楽しんでみてください。


哺乳類
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大きな木がある施設にレッサーパンダが放飼されています。より自然な感じでパッと見は見つかり難いですが、木の枝で寝ているレッサーパンダを見つけましょう。
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こんな感じで寝ていました。
パンダといえば白黒のジャイアントパンダを思い浮かべる人が多いと思いますが、ジャイアントパンダは木登りできるけど足を滑らせてしまったり、ゴロンと落ちる事もありそれがまた可愛らしく、そういう動きに人気がありますよね。でも、レッサーパンダは木登りが上手で高い木の枝で寝ます。雨にも風にも負けず台風が来ても木の上で寝てて落ちません。「落ちないパンダ」として合格祈願の願掛けにもなっています。
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熱川バナナワニ園のレッサーパンダは日本の動物園でよく見る種類ではなく、ニシレッサーパンダ(ネパールレッサーパンダ)です。日本ではここでしか見ることができません。日本の動物園でよく見られるレッサーパンダは中国系のシセンレッサーパンダという種類です。

広い放飼場もあるし、檻の中で比較的近くで観察できる施設もあり沢山います。
熱川バナナワニ園でしか見ることができない種類のレッサーパンダのためしっかり見てみましょう。

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双子ちゃんもいます。右側の『よつばちゃん』はなぜか?顔が白いそうです。

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お土産売り場のレッサーパンダグッズも充実しています。


もう1種類珍しい哺乳類がいます。
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アマゾンマナティーです。マナティーにはアフリカマナティー、アメリカマナティー、アマゾンマナティーの3種類がいますが、このアマゾンマナティーは日本では『熱川バナナワニ園』でしか見ることができません。ちなみに日本では他に鳥羽水族館でアフリカマナティー、美ら海水族館でアメリカマナティー、新屋島水族館でアメリカマナティーが見られます。

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平和な感じでのんびりと暮らしています。実はもう50年くらいこの園にいるのですが、つい最近まで名前を付けてなかったとのことで、この度、名前を公募し5月に決まったばかりだそうです。
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名前は「じゅんと」ちゃんとなりました。ポルトガル語で「一緒」という意味があるそうです。
50歳を超えているマナティーの肌はどんなだろう?と思っていましたが、50歳とは思えぬツルッツルで汚れもなくすごくきれいなお肌でした。この背中は毎週キーパーさんが磨いているからだそうです。これからも元気に長生きしてほしいものですね。

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マナティーグッズもバッチリそろっていますよ。


最後にワニについての特別な事を見せてもらいましたのでご紹介します。

ワニの健康診断
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捕獲では口にガムテープを巻きます。このワニは小さく見えますが、これでもすごい力と俊敏な動きをします。男性キーパーさん2人でしっかりと抑える必要があります。ワニは噛む力は強いけど開ける力は弱いため口を開けれないようにとめてしまえば咬傷事故を防止することができます。鼻は呼吸できるように塞がないようにし、目は隠した方がおとなしくなるそうです。可哀そうに見えると思う人がいるかもしれませんが、この方法はワニを扱う時には普通にやる行為です。おとなしくさせて、事故が起きないようにすることは大切なことです。ワニも人も無駄な動きを避け短時間で終わらせることもできることが結果的にワニへの負担も少なります。

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ワニも健康診断をします。外観確認、体重や全長・体長測定、血液検査をすることもあります。
1頭1頭個体管理のためにマイクロチップを入れてあるため個体の確実な確認が容易になります。
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臭腺と雌雄判別の方法を見せてもらいました。

ワニの卵
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ワニの卵は人工孵化をしていました。

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これらトレーに入っている卵は無精卵や途中でダメになってしまった卵ですが、展示用や学術用として使用するため中身をぬいて標本として保管されています。
ワニの種類により小さなサイズのものもあれば大きなサイズもあります。
中身の入った大きいサイズの卵を持たせてもらったら見た目よりずっしりとした重さがありました。卵の黄身を写真で見せてもらうと黄身は乳白色で白身は透明でした。

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左:表面がザラザラの卵   右:表面がツルツルの卵

ワニの卵の表面はザラザラのタイプと鶏の卵のようにツルツルのタイプの卵があります。異常ではなく意味があります。

・ザラザラの卵は、枯れ葉や落ち葉などを集めた巣に産卵し、その巣から転げ落ち難いようになっており、巣材の発酵熱で孵化するアリゲーター科のカイマンなどの卵です。
・ツルツルの卵は、砂に穴を掘ってその穴に産卵し、砂の地熱温度で孵化するクロコダイル科のシャムワニなどの卵です。

普段カメの診療をしている私からするとザラザラのタイプの卵は異常卵と思ってしまいます。カメでは適時に産卵できずに長期卵管に停滞したことでカルシウムの過剰沈着が起きザラザラやボコボコになる事があり、これらの卵が卵詰りを起こす原因にもなる異常卵殻と考えてしまうのですが、ワニでは種類により卵にも特徴があるようです。

以上、熱川バナナワニ園をご紹介しました。

このようにバナナとワニだけでなく珍獣の宝庫です。いろんな種類の動物と熱帯植物が豊富なので、ゆっくりと時間をとって見学した方がいいと思いました。そしてレストランではここで採れたバナナを食べるのがおススメです。
伊豆急の伊豆熱川駅を降りるとすぐに『熱川バナナワニ園』があるので、電車でも行きやすく便利です。伊豆急は海沿いを走っていくので、良い景色も見られます。観光列車やパノラマ車窓の特急「スーパービュー踊り子」も走っています。
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夏休みの時期ですし、是非伊豆旅行の一つとして足を運んでみてください。



熱川バナナワニ園のリンクはこちら

・熱川バナナワニ園 → 熱川バナナワニ園

・熱川バナナワニ園facebook → 熱川バナナワニ園facebook
・熱川バナナワニ園twitter → 熱川バナナワニ園twitter
・熱川バナナワニ園Instagram → 熱川バナナワニ園Instagram




今回のブログ掲載にあたり、協力してくださった熱川バナナワニ園のスタッフの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。





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