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zoom RSS 伊豆アンディランド

<<   作成日時 : 2012/06/03 19:10   >>

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伊豆アンディランド
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ここは、カメ好きの皆さんにはお馴染みのカメのテーマパーク カメ専門の水族館です。亀族館(きぞくかん、かめぞくかん)と言われ親しまれてきました。
もう、ご存知の方もたくさんいると思いますが、2012年8月20日をもちまして閉園することになりました。
そのため、現在 “IZU ANDYLAND FINAL 4/28(土)〜8/20(月)さよならアンディランド” を開催されています。


そんな中、伊豆アンディランドのいつもお世話になっている千田さんに今回は園内やバックヤードをくまなく案内説明をしていただきました。
そして、今回は普通は見られない内容も特別にブログ掲載の協力をいただきましたので一部となりますが、貴重な写真も入れてご紹介をして参ります。
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アンディランドに入ると先ずこの白スッポンです。
以前にいた大きいのは残念ながら死亡してしまったのですが、ちゃんと後継が祀られてました。園としては言いにくい事をきちんと説明してありました。


館内の様子
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カメ専門の水族館は日本ではここだけですが、このように動物園で言えば爬虫類館と同じようなスタイルで展示してあり、一緒に飼育できる仲間同士が入っています。

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スイスイ気持ち良さそうに泳いでいるスッポンモドキ。
 ウミガメ科以外で唯一完全な水中生活のできる淡水性のカメですね。 ガンメタカラーが輝いており重厚感もあります。幼体時の平べったくフニャフニャした感じからは想像できない貫禄が出てきます。
 意外に長い時間泳ぎ回るし大きくなるので、飼育する方は将来を考えて飼育して欲しいカメの一つですね。


資料説明
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アンディランドでは、カメについて基本的な事から専門的な事までたくさんの資料が貼ってあります。カメの事をもっとよく知りたい方、勉強したい方はご覧になるといいですよ。
 こういう壁に貼ってあるような資料的説明は来園者は見ないで飛ばしてしまいがちなんですが、いろんな事が出てるので知らなかった事も多いと思います。
 私も前職でこういう掲載資料を作ってました。掲載にあたり資料もたくさん調べます。来園者の皆さんからの質問は、そこに書いてあるじゃん。というような質問をしてくる方が多いものです。製作には大変な思いをして作ったのに見てくれてないのを実感しました。見てあげてくださいね。


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インドホシガメとビルマホシガメの違いも説明されてます。

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こちらはホシガメではなくホウシャガメです。CITESTになっている大変貴重なカメです。
 広い環境で優雅に元気に育ってます。ホウシャガメは中型のリクガメでとても綺麗で人気があったことや食用などで乱獲されて生息数が激減してしまいワシントン条約で最高クラスの国際保護動物となっています。このカメの寿命は150年くらいと長寿のカメであることも知られてますね。


みのじさんの “カメが好き!展” もやってました。
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みのじさんは当院の待合室のカメの絵もお願いしたイラストレーターさんです。
いろんなカメをかわいらしくイラストにしてました。日本各地でこのようなカメのイラスト展 “カメが好き!展” をやってます。


アンディランドのイベントと言えば、カメレースです。
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・左の写真:この日は雨だったので、屋内でのレースとなりました。
・中央の写真:1着にゴールしたカメが勝ちです。スタートまでに1位になりそうなカメの番号のカメ券をもらいます。
・右の写真:カメがスタートでスタンバイ。

スタート!
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今回は9番のカメが1位になりました。当たった方にはプレゼントがあります。
※参加している人達は処理してあります。実際はたくさんの人で賑わってます。


カメとのふれあいコーナー
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小型のカメを実際に触れるコーナーです。いろんなカメがいて好評です。
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エサやり体験のコーナーでは、カメの家の隣で100円で販売しているエサ(野菜)を与える事ができます。
※エサを与える時は、平等にしましょう。
 大きくて要領の良いゾウガメのチェリーちゃんがたくさんもらってました。小さいヒョウモンガメのモンちゃんにもあげてくださいね。


ゾウガメ牧場 (おススメ 一押し!)
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先ずはアルダブラゾウガメがトコトコと寄ってきて迎えてくれました。
 来園者は別料金で、この中に入る事ができます。
これだけたくさんのゾウガメに囲まれる体験はできないと思いますので、是非参加してみてください。

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アルダブラゾウガメとガラパゴスゾウガメ、ケヅメリクガメがいます。
 入場前に見分け方の資料がありますので、しっかり頭に入れて入場すると種類も分かって楽しめます。

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このカメがこの施設で一番大きいガラパゴスゾウガメのラックです。
 ガラパゴスゾウガメを触らせてくれる所は他に知りません。なかなかできない事ではないでしょうか。近寄ってくるとすごい迫力です。
※下にケヅメリクガメが1匹敷かれているように見えますが、ラックは四肢でしっかり体を持ち上げて立っており、完全には負重してないので大丈夫ですからご心配なく。よくあることだそうですよ(笑)。

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ラックは、よく馴れてます。顎の下を触ったら可愛らしい表情を見せてくれました。
※注意!
口の前に手を持っていくとエサと間違えることもありカメは噛みますのでやらないように!

ゾウガメの赤ちゃん
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生まれて間もないアルダブラゾウガメの赤ちゃんです。
お腹(腹甲)はこんな感じです。
まだとても綺麗でやわらかそうな色合いをしています。実際触ると確かに柔らかいです。

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生まれて少し経ったアルダブラゾウガメの赤ちゃんです。腹甲が黒くなってきます。
かなり硬くなってきましたが、甲羅の横(縁甲板〜肋甲板)の辺りはまだ完全にはかたまってなく弾力的な柔らかさを感じます。

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成体のアルダブラゾウガメの腹甲も見せてもらいました。
黒いです。汚れも付きやすく年期も感じます。そして、もちろん全体的にすごく硬いです。
 カメの腹甲は一般的にオスはへこみが大きくなり、メスは平ら。と言われているんですが、そういう傾向はあっても、絶対ではないそうです。
※今回はこのようにカメの体を持ち上げてもらったのは、腹甲を見せてもらうために特別にお願いしました。皆さんはカメを裏返したりはしないでくださいね。


ゾウガメの甲羅の骨(骨甲板)
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アルダブラゾウガメの若い個体の骨甲板です。
カメの甲羅はどうなってるの?と言う漠然とした質問を診察しているとよく受けます。
 模様のある表面は甲板と呼ばれています。ヒトの爪のようなケラチン質でできており、その内側には骨甲板と呼ばれている甲板(甲羅の形)の骨で覆われています。それらの二重構造でドーム型となってます。そして、そのドーム状のふくらんだ(ヒトで言う背中)所に肺があります。

 先ほどのゾウガメの赤ちゃんは甲羅が柔らかいと書きましたが、カメは幼体の時はどれも柔らかいです。甲羅自体の質が柔らかいとも言えますが、このようにの甲羅の横(縁甲板と肋甲板)に隙間があることも柔らかい理由です。これは、ヒトの頭蓋骨も何枚かの分かれた骨が組み合わさってできてますね。赤ちゃんの時は頭骸骨にいくつか隙間があり特に大泉門が有名ですが、骨自体も柔らかいですが隙間も成長と共に埋まり骨質も硬くなってくるのと同じです。
 小型種のカメは成体になるのも早いため意外に早く全体が硬くなってきますが、ゾウガメのように大型種のカメでは一生涯が長いため、かなりの年数をかけて骨甲板の質が硬くなり隙間が埋まっていくそうです。そして、頑丈な全体が硬くしたカメになる。という過程があります。


ゾウガメの卵
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アルダブラゾウガメの卵はまん丸です。カメの種類によって卵の形や大きさは違います。
 これは検卵と言って、光をあてて卵の中を見ています。鳥の卵の人工孵化で行う事が多いですが、卵を人工孵化で管理する場合、卵が問題なく成長しているか?無精卵でなかったかどうか?死んでしまってないか?など異常や成長過程を観察するために行う重要な管理です。もっと暗い所の方が見えますが、これでも簡単な確認はできます。

アンディランドでは初めてゾウガメの繁殖を成功させた所で、その後何度も繁殖成功をしています。26年と言うキャリアでいろんな事を知り尽くし、環境が整っているからこそですね。すごい事です。


ガメラ
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2006年春に公開された “小さき勇者たち GAMERA” の撮影で実際に使われたガメラです。
 幼少時代のガメラはここのケヅメリクガメがモデルとなっており縁があり角川ヘラルド映画より譲り受けたそうです。
最後の展示でコーナーで見れますが、かなり大きく部屋を大きく占領してます(笑)。

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この日は雨でしたので、静かでした。


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今回お世話になった千田さんとガラパゴスゾウガメのラックちゃんです。
いろいろなお話をしていただき勉強になりました。
アンディランドのスタッフの皆様、長い時間お邪魔しました。ありがとうございました。


もちろんここには、まだまだ紹介してないたくさんのカメたちがいます。いろんな写真があるのですが、たくさんありすぎるので今回はその一部だけを掲載しました。


カメ専門の水族館と大変珍しい施設ですが、8月20日(月)で閉園となってしまいますので、カメが好きな人も、まだ行った事がない人も是非このアンディランドへ足を運んでみてはどうでしょうか。

1986年4月から開園して26年間親しまれてきました。ご苦労様でした。


※当院で配っている割引券は閉園まではそのまま使えるとの事です。今も配ってますので、欲しい方はいらしてくださいね。

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